ナショナルセンター・バイオバンクネットワーク
国立国際医療研究センター
中央バイオバンク事務局長/遺伝子診断治療開発研究部長  加藤 規弘
アカデミック フォーラム
ポスター展示ブース:  C-28
口頭発表日時: 5月11日 (水)  12:15 ~ 12:45        口頭発表会場: ACA-3
 
発表タイトル: 『ナショナルセンター・バイオバンクネットワーク(NCBN)の取り組み・展望』
 
発表内容: 疾患の解明・治療法開発のためには多面的・統合的な研究アプローチを要し、6つのナショナルセンターは共同・連携して多様な疾患に対応した生体試料をバンキングしている。
研究内容の概要/特長
NCBN は2011年度に正式に発足した。主として担当する病気が異なるため、ナショナルセンター間で事情は必ずしも一様でないが、各々連携する医療機関等と共同で専門性の高い試料と付随医療情報の収集を行ない、大学・企業等との共同研究を進めてきた(共同研究実施件数は6NC 全体で270 件超)。基盤研究とともに創薬標的の探索等にも精力的に取り組み、学術的成果を創出しつつ、ベッドサイドに届く臨床研究へと展開している。
従来技術・競合技術との違い
主要な病気を一通り網羅する6 つのNational Center(NC) のバイオバンクネットワーク(NCBN)は、国全体の、臨床応用を目指すバイオバンク構想のなかで中核になり得るものである。NCBN の主な特徴として挙げられる点は、大きく3 つ—(1)病気の組織・体液を収集している点、(2)専門性が高く追跡可能な医療情報を備えている点、(3)病院と研究所が併設され相互連携して政策医療の向上・均てん化に取り組んでいる点—である。
想定される応用分野
NCBNで収集・保管する生体試料と医療情報の活用においては、ゲノム医療の2 つの柱—個別化医療とゲノム創薬—が主な応用分野となる。すなわち病気と遺伝情報との関わりという“現象”を同定する(手がかりを得る)ために血液DNA を用いた個別化医療の研究が行なわれ、さらに、その過程などで見い出された標的遺伝子の“機序”の探究(科学的検証)と治療薬開発のために病気の組織・体液等を用いたゲノム創薬の研究が行なわれる。
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発表者プロフィール
1988 東京大学医学部 卒業
1993-1997 Oxford大学大学院臨床医学系博士課程修了 博士取得
1997-1998 京都大学大学院寄附講座助手
1998-2000 帝京大学内科学講座助手及び講師
2000-2010 国立国際医療センター研究所 遺伝子診断治療開発研究部長
2010-現在 独立行政法人国立国際医療研究センター組織改編
現在、心血管系疾患に注目した個別化医療の確立、臨床ゲノム疫学的研究に取り組んでいる。
(敬称略) ※ 都合により発表者、プログラムの内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
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